映画「リアル・スティール」のあらすじや感想のまとめて紹介

映画「リアル・スティール」について

映画「リアル・スティール」は、2011年に公開されたアメリカのSFアクション映画です。
この映画は、リチャード・マシスンの短編小説「四角い墓場」を原作としています。

あの「X-MEN」で有名なヒュー・ジャックマンが主演で、製作総指揮に「E.T.」や「ジョーズ」「ジュラシックパーク」を手掛けたことでおなじみの巨匠、スティーブン・スピルバーグが参加しているとても豪華な作品です。

今回は「リアル・スティール」のあらすじや登場人物、感想などを紹介していきます。

「リアル・スティール」のあらすじ

時は西暦2020年、人間同士の格闘技は衰退し、ロボット同士のボクシングが盛んになった時代の物語。
主人公は元プロボクサーのチャーリー・ケントン。
彼はロボットボクシングのオーナーの一人だが、鳴かず飛ばずで借金苦の状態にあった。
そんな彼のもとに、昔の恋人が亡くなったという知らせが入る。
昔の恋人との間には息子が生まれており、チャーリーに親権があるので法廷に出廷することになった。
当初はチャーリーは親権を放棄するだけの目的で来たつもりだったが、親権を自分に譲ってほしいと主張していた。
息子のマックスの叔母夫婦が金持ちであることを知り、マックスの親権を譲る代わりに10万ドルを寄越せという取引を持ちかける。

「リアル・スティール」の登場人物

チャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン/吹き替え 山路和弘)
かつてはガッツのあるボクサーでしたが、現在は借金に追われるロボットボクシングのオーナーです。
人としては正直クズみたいな性格をしていて、マックスを利用し、再起を図ろうと考えています。

マックス・ケントン(ダコタ・ゴヨ/吹き替え 吉永拓斗
チャーリの昔の恋人との間に生まれた子供で、チャーリーに利用されてしまう少年です。
11歳という若さなのにしっかりしていて、自分がチャーリーに売られたということも見抜いていました。

ベイリー・タレット(エヴァンジェリン・リリー/吹き替え 天海祐希)
チャーリーが拠点にしているボクシングジムの持ち主です。
チャーリーに迷惑を掛けられながらも、我慢して見捨てずにロボットのメンテナンス等を手伝ってくれていました。

「リアル・スティール」の感想

「リアル・スティール」を視聴し率直に感じたことは、

「親子っていいな・・・」

でした。
いくつになっても子供のためなら人は変わっていけるんだなぁと、改めて感じさせられる映画でした。
父親としても人間としても最低レベルの人間が、昔捨ててしまった自分の息子に救われながら、父親として立派に成長していくという父子の絆を描いているヒューマンドラマ的なストーリーとなっています。

そして、父親役のチャーリーを演じているヒュー・ジャックマンがいい味出してますね!
「X-MENシリーズ」のウルヴァリン役で演じていたワイルドさは健在ですが、そこに父親役の間味が加わり、
ウルヴァリンとは別の魅力が出ていて、さらにヒュー・ジャックマンが好きになりました。

物語を盛り上げているのは、ヒュー・ジャックマン以外に、息子のマックス役のダコタ・ゴヨ君。
天才少年の役を演じていても違和感のない聡明な顔つきをしていますが、演技がとても可愛らしくて癒やされます。
特にダンスのシーンが、ダコタ・ゴヨ君の魅力を最大限に引き出されているシーンですので一見の価値ありです。

そして製作総指揮は、言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ。
この映画でのロボット達の格闘シーンのCGが特に素晴らしく、まるで実在するかのようにロボット達が熱く戦いを繰り広げているかのようで心躍らされます。

「リアル・スティール」のテーマは、『親子の絆』だと思うのですが、ロボットと人間の友情にも描かれている作品です。

人間の動作をまねするシャドー機能を持った「アトム」とうロボット。
このシャドー機能のおかげでロボットにも人間らしい動作がうまれ、マックスが首をかしげるとアトムも首をかしげたり、
マックスがぴょんぴょん飛び跳ねると、アトムもぴょんぴょん飛び跳ねる。マックスとアトムの間には友情が芽生えていく場面です。人間同士も、相手と同調することで何か親しみを感じることってありますよね。
このシーンではまさにこの感情をうまく利用して人間とロボットの友情を表現していると感じました。

それとこの映画で出てくるロボット達は、日本を強く意識されていますね。
例えば、中古で購入したロボットの「ノイジーボーイ」は、日本の天才ロボットデザイナーが制作したという設定でした。
またマックスの着ているTシャツにカタカナで「ロボット」と書かれていたりと、随所に日本を意識している部分がでてきます。どこか誇らしくなったというか、ひいきにしてくれたことに感謝です。

まとめ

今回は映画「リアル・スティール」のあらすじや登場人物、感想を紹介してきました。

この映画は、SFアクションでありながら、CGなどの先進技術と上質なヒューマンドラマを上手く融合させたセンスのいい作品です。幅広い層の方に楽しんでもらえるのではないでしょうか。

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